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音楽系です。大学生です。

【今日のアルバム】スピッツ - 「見っけ」

スピッツは自分にとって重要なバンドだ。それはこれからも変わらないし、ずっと聴いていきたい。

 


スピッツ / 優しいあの子

 

 

 

今週、水曜日にでたスピッツの最新アルバム「見っけ」。僕がこのタイトルを初めて聞いたときに感じたのは少しの失望だった。

 

僕は基本的にスピッツは初期が1番好きで、草野マサムネのダークな世界観が大好きだった。

 

しかし、2010年にでた「とげまる」以降、そのダークさは影を潜めた気がする。

 

曲自体は良いし、嫌いになったわけでもなくい。これはこれで好きだし、「さらさら」や「みなと」など草野マサムネの暗さが感じられる曲もあったしね。

 

しかし、やはり初期3作らへんまでや「フェイクファー」、「ハヤブサ」といったところの世界観を追い求めていた自分にとって「見っけ」といったタイトルは期待を持ちづらかった。

 

そんな感じで期待半分で聴いている間の印象としては特に変わったところもない最近のスピッツという感じだった。

 

メロディが悪いわけでは無い。むしろ良い。

ただ、僕が熱中した草野マサムネの世界はそこには無い。

 

もちろん、草野さんももう年だ。若い時の気持ちのままではいられないのも分かる。しかし、「骨の随まで愛してよ」と歌っていた草野さんをどうしても追いかけてしまうのだ。

 

だが、中盤の「快速」以降、その思いは変わっていった。

 

決して、歌詞の印象が変わったわけでもメロディの質が急に良くなったわけでもない。ただ、微妙な曲が一切無い。それだけだ。

 

やはり、スピッツスピッツなんだ。という安心感を聴き終えたときに感じた。根底のところは変わっていない。

 

「小さな生き物」のときは「未来コオロギ」や「さらさら」といった素晴らしい名曲が入っていたものの、楽曲の質としては微妙に感じる曲もあった。

 

それに比べると今回の「見っけ」は非常に締まっていてまとまったアルバムだと感じられた。

 

いつまでも、元気にこのクオリティのアルバムを私たちに届けて欲しい。3年後も期待しています(動物の曲や歌詞は少なめにした方が僕は良いとは思うけどね)。

 

 

 

見っけ(通常盤)

見っけ(通常盤)