【今日のアルバム】black midi - 『Schlagenheim』
ジャンル関係なしに聴くべき。
Schlagenheim [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (RT0073CDJP)
- アーティスト:black midi,ブラック・ミディ
- 出版社/メーカー: BEAT RECORDS / ROUGH TRADE
- 発売日: 2019/06/21
- メディア: CD
最近本当に忙しくてブログを中々更新できない日々が続いていますが皆さんの方はどうお過ごしでしょうか?
まあ、こんなブログなんかただの自己満足でしか無いので正直どうでもよくなってきてるんだけどね。
しかし、こうも忙しい日々が続いていると音楽も段々と聴く時間が短くなったり、音楽ニュースを見てるだけでもう寝る時間みたいな感じなんですよ。
最近だと、各音楽メディアが年間ベストアルバムを発表しまくってる時期だからそれを追ってるんだけど、その中でかなり異彩を放ってるアルバムがタイトルにもある通りblack midiというロックバンドの1stアルバムの『Schlagenheim』だ。
black midiというバンドは最近勢いのあるサウスロンドンのシーンなんかでたまに名前を聴いていたが音源を聴いたのはこれが初めてだった。
ちなみにblack midiという名前の由来はそういう音楽ジャンルがあるらしい。あんま興味ないからここでは説明しないけど。
で、遂に今年の6月だったかな、フルアルバムが出たっていうし、絶賛の声ばっかだったのでよっしゃ聴いてみっかと思って聴いたんだけど・・・
まさか俺がかなり嫌いなジャンルだったとは思いもよらなかった・・・
このblack midiというバンドの音楽を一言で言い表すとしたらマスロックっていうロックのサブジャンルなんだけど俺はこのマスロックってやつがめちゃくちゃ苦手なの!
マスロックの代表格的なBattlesの『Atlas』ですら俺はあんまり好きじゃない。
基本的に俺はライトな音楽リスナーを自称してるので(ライトですら無いかもしれんが)、俺みたいなやつが手を出していいジャンルじゃないの!
なんか各パートが他のやつのことなんかまるで気にしないように好き勝手やってボーカルは意味分からんことをひたすら呟いてるイメージ。
というかインストの方が多いかな?
ツイッターで見っけた画像でヤバいやつが好きな音楽ジャンルのトップにマスロックがあって俺は健常者だとホッとしたおもひで。
だけど、black midiをマスロックの一言で片付けるのはかなり横暴でもある。
確かになんかのジャンルを当てはめるとするならマスロックなんだろうけど所謂ザ・マスロックな感じでは無く、グルーヴ感はきちんと感じるし、ちゃんとロールしているぞ!
というかギターの音が今まで聴いたことない音してんだよな。
3曲目の『Reggae』とかとんでもない音してるよね。
ギターが増えてるっていうか増殖してるっていう方が正しいようなサウンド。
久々に「なんだこれっ!」てなったわ。Museの『Absolution』とかRoyal Bloodを初めて聴いたときもそれくらい驚いたけど。
全体的に今まで聴いたことの無いアイデアというかサウンドというか頭が追い付いていかないよね。
それでいてキャッチーな部分もあるもんだから中々どうして聴きにくくは無い。
ただねえ、そんなに好きにはなれないアルバムなんだよねえ。
あんまり好きじゃないジャンルってのもあるけど、良いと思った曲とそれ以外の曲との好き嫌いの落差が大きくてあまり通しで聴く気持ちにはなれんし、アルバム全体の構成がどうこうってアルバムでも無いから。
ただ、このバンドはマジで凄いと思うし、好きな曲はめちゃくちゃ好きだからね。
新しいロックの扉を開くかもしれないバンドだし、そういうバンドがきちんとマーキュリープライズにノミネートされたり、来日公演もかなり盛況だったてのを聴くと嬉しいね。
とんでもない才能が出てきたのは間違いないけど、俺の耳がまだそれに追いついていないのが悲しい・・・
black midi - Schlagenheim (full album)