【今日のアルバム】Brian Eno - 『Ambient 1/Music For Airports』(1978) 若しくはAmbientについて
なぜ人類はアンビエントを聴くのか。
その理由を解明するために我々はジャングルの奥地へと向かった・・・
Ambient 1: Music for Airports (mlps) by Brian Eno (2008-01-13)
- アーティスト:Brian Eno
- 出版社/メーカー: Virgin
- メディア: CD
アンビエント、それは意識高い系音楽リスナー、ヘヴィーな音楽リスナー、変態としか思えない趣向を持つ音楽リスナーなどが口にする謎な単語である。
アンビエントとは何たるか。
Wikipediaによると日本語にすると環境音楽であり、英国作曲家のブライアン・イーノが提唱した音楽ジャンルであり思想らしい。
思想か・・・・、見なかったことにしておこう。
もっと深堀りするとフランスの音楽家であるエリック・サティの『家具の音楽』がーとかいう話になってしまうが正直あんまり興味ないので先に進もう。
ブライアン・イーノといえばかつてフジロックでもトリを務めたことのあるレジェンド級のロックバンド、ロキシー・ミュージックの元メンバーだ。
そんなブライアン・イーノが提唱したのがこのアンビエント、環境音楽だ。
環境音楽とは音楽を集中して聴くのでは無く、普段の生活の中にそれとなく存在し、意識的に聴かれることの無い音楽らしい。
・・・・・・・・・へ?
意識的に聴かないってどうやって聴くんだよ?
これはジョン・ケージばりのウルトラⅭが来ましたねえ。
まさかの音楽を聴くなっていう音楽ですとよ。
さすが音楽狂の考えることは常人とは違う。
そもそも、なぜ俺がアンビエントとかいうクソ頭おかしい音楽に興味を持ったか。
理由はただひとつ。アンビエントって言葉を使ってみたい!。ただそれだけである。
アンビエントってまず響きが良い!カッコいい!意識高そう!
2010年代ベストが巷で発表されてきている今日この頃だが、フランク・オーシャンの傑作である『Blonde』をアンビエントR&Bと評してる人がいて俺の心にぐっと来たわけですよ、「カッコいい・・・、アンビエントR&B・・・」ってね。
正直今見てみるとカッコ悪いような気がするけども。
まあ、とりあえずアンビエントって言葉を俺も使ってみたくなったわけですよ。
正直、今までの俺はアンビエントなんか絶対に聴いてやるもんかとも思ってたし、興味もなかったのだが、アンビエントR&Bとかいう言葉の響きにひかれてアンビエントを初体験することにしたのである。
それにフランク・オーシャンの『Blonde』の凄さを理解したかと言われると
何が凄いかわからないことだらけなので。
あとどんだけ聴けばいいんだよあのアルバム。
ただ、アンビエントってどんな音楽かわからない。
とりあえずWikipediaにもあったブライアン・イーノのソロ作で一番古いアンビエントのアルバムを聴くことにした。
ただ、普通に聴いたらダメな音楽だっていうから大学で今やってる雇用保険法の勉強をしながら聴いてみようと思う。
で、感想なんだけど・・・・とても勉強がはかどった。
音楽の方はほとんど覚えていない。だってひたすら変なインストゥルメンタルが流れてるだけだもん。
これで良いのかはわからないがとりあえず環境音楽としての役割は果たしていたのではないかと思う。
ただ、このアルバムのタイトルが『空港のための音楽』なんだけど、これ空港で聴かないといけないの?
ちょっと難易度高くねアンビエント。
まだまだ俺のアンビエントの探求の道は始まったばかりである。
いつかアンビエントを理解し、自信を持って「アンビエント」と発言できる日まで。
その日まで俺はアンビエントを聴き続ける。
Brian Eno - Ambient 1: Music for Airports [Full Album]