グラミー賞ノミネート雑感

来ましたね、来年のグラミー賞のノミネートが。

2020 GRAMMY Nominations Announced!

僕はもともとそんなにグラミー賞が好きってわけではないんだけれども音楽好きとして触れなきゃいけない話題よね。

オルタナティヴロックの歴史の中でグラミー賞というのは中々友好的な賞では無いとは思うんだけど(別にニルヴァーナとかが主要部門とかで受賞してるわけではないし)、2000年代から2010年代前半にかけて存在感を増してきたと思うんよ。

例えば2008年のキングス・オブ・レオンであったり、2011年のアーケイド・ファイア、2013年のゴティエ、2015年のベックとかかな。

他にはグリーン・デイとかボン・イヴェール、マムフォード・アンド・サンズとかも主要部門で受賞してたりする。よくグリーン・デイは受賞できたなって思うけど。

僕はずっとオルタナってこういうアワードで受賞したりするものじゃないと思ってたし、あってもオルタナティヴミュージック部門とかだけかと思ってたら2015年にベックが最優秀アルバム賞を受賞したっていうんで「え、ベックとかが受賞する賞なのグラミーって」ってなってようやくそこからグラミーに対する興味が出てきたんだ。

ただ、ベック以降オルタナティヴロック、インディーロックの主要部門受賞ってのはなかったし(まあ、それに値するような作品がロックから出てきたかっていうとないけど)、フランク・オーシャンやケンドリック・ラマーが受賞するわけでもなく、一瞬の期待は無くなってきてたんですけど。

けど、今回はようやく僕の求めてたグラミー賞が見れそうで楽しみ。

最優秀アルバムにはボン・イヴェールとヴァンパイア・ウィークエンドが入ってるし、他にもラナ・デル・レイやビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデとロック以外にも結構良いアルバムも並んでる。個人的にリル・ナズの『7』をTyler, The Creatorの『IGOR』に変えたら完璧に近いんじゃないかなと思う。

最優秀レコードには順当に『bad guy』や『Truth Hurts』、『Old Town Road』なんかが入る中まさかのボン・イヴェール『Hey,Ma』。

かなり場違い感が否めないけど(笑)

あと、みんなが注目しているオルタナ部門はBig Thief、トム・ヨーク、ジェイムス・ブレイク、ボン・イヴェール、ヴァンパイア・ウィークエンドと大激戦というかどれが受賞しても文句はないね。

Big Thiefがノミネートされたのはよくやったと思う。

来年まで待ち遠しいけど個人的には最優秀アルバムはヴァンパイア・ウィークエンドにとってほしい。

あとは最優秀ロックアルバムでブリング・ミー・ザ・ホライズンが取れたらそれでいいかな。