【今日のシングル】Billie Eilish - 『evrything i wanted』(2019)
3月の衝撃再び。
- アーティスト: ビリー・アイリッシュ
- 出版社/メーカー: Darkroom/Interscope Records
- 発売日: 2019/11/14
- メディア: MP3 ダウンロード
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2019年、日本ではヒゲダンやKing Gnuがヒットしましたが今年、世界で流行ったアーティストはわかりますか?
正解はビリー・アイリッシュですね。
まあ、Lil Nas Xとかもいましたが規模が違いますね。圧倒的にビリー・アイリッシュの方が世界的にはすごかった年といえるでしょう。
この曲は知ってますか?
3月にアルバムをリリースしたと同時に出たシングル『bad guy』。
この曲は間違いなく今年を代表する1曲でしょう。日本でもだんだん知られてはきていますが。!!!やTwo Door Cinema Clubもカバーしてましたね。
ビリー・アイリッシュはポップなんですがなんとも形容しがたい音楽性のためダークポップとか呼ばれていますね。本人はジャンルという考え方が嫌いなようです。
ごめん、俺ジャンル分け大好きなんだよね・・・。バラバラだったらつまんなくない?
3月にリリースしたアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』
は世界中で大ヒットしましてほとんどの国で1位を取ってましたね。
てか、アルバムの名前なげえ。アクモンの1stといい勝負してんな。
日本と韓国くらいかな、二桁順位は。
確か日本は合算チャートで40位とかじゃなかったかな。そもそも洋楽は金曜日発売だから日本のチャート上不利なんだよね。早く金曜日に統一しろよ日本も。
そんな感じで世界で一躍スターとなったビリー・アイリッシュですが、満を持して新曲をリリースしました。
それが『everything i wanted』。アルバムのタイトルは大文字だというのに曲名は小文字なのがビリー・アイリッシュ流だ。
ここら辺はやたら大文字にこだわってるTyler, The Creatorの影響?
とりあえず、曲を聴こう。
Billie Eilish - everything i wanted (Audio)
いいねえ。静かなピアノの音で始まるかと思いきやBPMは結構早くなってきてテンション上がってくるね。
特に何が良いってサビへの入りがすごく自然で気持ちが良い。流れるように曲が進んでいくから何回もリピートしちゃう。
J-POPみたいに「はい、こっからサビ行きますよ~」みたいなブレイクとか合図は不自然で気持ちが悪い。
まあ、歌詞は相も変わらず不穏な雰囲気。
ゴールデンゲートブリッジから飛び降りる夢を見たんだけど誰も気づいてくれないし、誰も何も言わないと。そんな悪夢を見て起きたらあなたがいて、私を守ってくれるみたいな感じの歌詞。
ここでの「You」とは多分彼女の兄のフィニアスのことらしいですね。兄弟愛の歌なのかな。
ビリー・アイリッシュの楽曲は基本彼女と兄のフィニアスが一緒に作ってるみたいなんだけどそこが作られたポップスター感が無くて良いんだよね。
しかし、こんな楽し気な曲とはお世辞にも言えない曲なのだが、なのにライブではみんな合唱したり、大騒ぎするんだろうなと考えたら異常。
今年のコーチェラの配信見てたけど、人の量がヤバいし音はすごい暗いのになんかまるでジャスティン・ビーバーのライブにいそうな人たちがめちゃくちゃ楽しんでるのはすごい違和感があった。てかジャスティン・ビーバーもその場にいたんだけど。
トリのテーム・インパラよりも人多かったんじゃないかな。
遂にポップスターまでもが暗い感じになっちゃったのね。
自分は世界の情勢とかはニュースでしか知らないけど、アメリカの若年層のドラッグ使用率の増加とかすごいらしいね。先が見えないことだったり現状への不満もあるだろうし、アイデンティティとかの問題もあるだろうからね。
そういう背景があってビリー・アイリッシュがヒットしたのかはわからないけど世相が暗くなってるからこそここまで世界的なヒットを生み出せたとは言えるはず。
時代の寵児ってやつだね。デイヴ・グロールはニルヴァーナの時と似ているとか言ったとか言わなかったとか。
日本でも早くね、ビリー・アイリッシュが浸透すればいいんだけどね。意外と知ってる人は結構増えてきてると思うし、武道館くらい埋まりそうな気もしないでもないけど。
ショーン・メンデスでも横アリ埋めてるしね。
↓ コーチェラでの『bad guy』。
Billie Eilish - Bad Guy - Live debut at Coachella 2019 - HQ