【今日のアルバム】Feeder - 『TALLULAH』(2019)
分かりやすいロック。
今年の8月にリリースされたイギリスのロックバンドFeederの新作だ。
Feederは日本人の広瀬さんという方がバンド発足のメンバーらしく、頻繁に日本でも公演を行っていて9月に東名阪でツアーも行っていた。
結構チャート順位が良くて全英4位だったんだよねこれ。
このバンド、ジャンルとしてはオルタナティブロックとかハードロックでいいのかな、ブリットポップ感もすごいするけど。
まあ、ジャンル分けとか意味は無くなりつつある世の中だけど。
8月は個人的に忙しかったのもあってあんまりアルバムを聴けてなくてこれも最近聴いたんだけど悪くはない感じかな。
普通の人が思い浮かべるようなロックというか日本のロックっぽいよね。
曲はこんな感じ。
Feeder - Blue Sky Blue (Official Video)
決して悪くはないんだけど、ハマりもしないかな・・。
ただ、これは僕がある程度色んな音楽を聴いてきて昔だったらわからないような音楽の良さも分かってきたからだと思う。
僕がロックにハマりつつあった頃にFeederを聴いてたら「かっけえー!」ってなったかもしれない。
今そういうロックは本当に貴重なんだよね。
確かにマルーン5とかのポップロックバンドは人気だし、規模は小さくなったけどフォール・アウト・ボーイやパラモアなんかのポップパンクも勢いは失われてはいない。
けど、Feederみたいに無心にギターサウンドを鳴らし続けて、普遍的なロックの面白さを伝えられる曲を作り続けるバンドは少なくなったよ。
2000年代後半からピッチフォークみたいなインターネットメディアが注目されて、インディ系のアーティストにもスポットライトが当たるようにはなったんだけど、その代わり一部のコアな音楽好きだけに受けるようなロックばっかりちやほやされてきた。
だから僕はピッチフォークなんて嫌いだし、NMEの方が全然好きなんだけど。
僕だけじゃないと思うんだけど、ロックにハマったのってカッコいいっ!って思ったからでしょう?
僕だったらそれはB’zであったり、オアシスだったり、ストロークスだったりするんだけど。華があるもんだよねロックバンドって。
だからAOTYみたいなサイトとかでも今作の評価は決して高いものではないけど、僕はこのアルバムに低い点数はつけられない。
細かいところを言えば芸術的には良くないかもしれないけどロックって結局はカッコよさが全てなんだと思うよ。
Feeder - Youth (Official Video)