【今日のアルバム】BUMP OF CHICKEN - 『aurora arc』(2019)
前作よりは好き。
【Amazon.co.jp限定】aurora arc (初回限定盤B)(CD+BD)(aurora arc A5クリアファイル Amazon ver. 付)
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: CD
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今の邦楽のシーンに最も影響を与えているアーティストっていうのは人によっては答えが分かれるだろうけど個人的にはBUMP OF CHICKENがそうじゃないかと思っている。
2000年代から現在に至るまで邦ロックシーンのトップに居続けているのもそうだが最近米津玄師を筆頭にバンプの影響を語るアーティストって増えたよね。
洋楽でもアヴリルだったりマイケミの影響を受けたアーティストが増えたってちょっと話題になったけど。
個人的にめちゃくちゃ好きってわけではないバンドだけど一応全てのオリジナルアルバムを聴いているバンドでもある。
カラオケでも役に立つしね。
そんなバンプだけど、初期の楽曲に比べたらかなり雰囲気は変わってきた。
『orbital period』らへんからすこしづつ変わってきたかなって思ったけど『COSMONAUT』で確実に変わってるなってなって『RAY』の頃にはどうしたんやバンプってなった記憶がある。
自分がリアルタイムで追いついたのは2012年らへんからだけどの当時聴いてた人はどう思ったんだろうね。
今の東京ドームでライブをしてるバンプを見ると僕が初めてカッコいいと思ったバンプとは違うとはっきり感じる。
ただ、そんなに熱狂的なファンでも無いから別に方向性が変わったんだなーぐらいの感想だけど、ファン層が全然変わってきたとは感じる。
女の子がまるでアイドルを見てるみたいに藤くん、藤くんって言ってるのはさすがに拒否感がでるというか本人たちはそれでうれしいのって思う。
これなんか初めて見たとき「ええっ・・」って絶句したわ。
バンプは硬派なロックバンドでは無くなったしまった。
でも、だからこそ今でもシーンの中心で輝いてるんだとは思う。
前置きが長くなったけど、正直今作は悪くないしむしろ良いアルバムだとは思う。
前作の『Butterflies』は今まで平均点以上のアルバムを作り続けてきたバンプには珍しく微妙なアルバムだと感じた。
変にエレクトロとかやるべきじゃないよ。
それに比べたら『RAY』以前のクオリティには戻してきた。
ただ、一つ言いたいのは既出の曲多すぎじゃないってこと。
サカナクションもそうだったけど俺が高校生だった時の曲もあったよ。
『アリア』とか今年のアルバムのはずなのに懐かしって思っちゃったもん。
他にもCMとかで聴いた曲も多いし。
先行シングルは3曲くらいがちょうどいいよ。
曲単位では『新世界』とか好きかな。ここまでポップに振り切ると気持ちよく聴けるし、良質なポップロックソングだと思う。
アルバム全体ではきちんとバンドサウンドが主役になってて良いし、前作の『宝石になった日』みたいに過剰なまでのアルペジオとかクリアトーンが使用されていてて全体の統一感はある。
時間がもうちょっと長かったらきつかったけど長いのが苦手な人(僕みたいな)でもギリギリ耐えられるんじゃないだろうか。
今度もきちんと良作を作ってきたバンプだけど本当に邦楽でも稀有な存在だよね。
Wikipediaで影響を受けた音楽とかみてるとハードロックからブリットポップ、メロコア、MTV全盛時代のポップスだったりサザンロック(!)とかケミカル・ブラザーズとかのビッグ・ビートなど様々な洋楽の影響を受けてる。
こういうバンドに人気があると、そこから色々掘り下げてくる人が出てくるかもしれないわけでロックの入り口として今の日本では非常に優れたバンドだと思う。
バンプが好きで終わるんじゃなくて洋楽邦楽問わず様々な音楽を聴いてほしいと思う。
ロッテ×BUMP OF CHICKEN ベイビーアイラブユーだぜ フルバージョン